Q1.端子クリンのRCAプラグ用のホット側やXLR用のout側等に、差し込むと緩い物がありますがどのように使用すれば良いでしょうか?
A1.端子の穴径や外径は、メーカーや製造ロットにより誤差があります。
端子クリンが緩い場合は、下記方法をお試し下さい。
Q2.端子クリンを使用する時に、クリーニング液を付けた方がいいのでしょうか?
A2.クリーニング液を使用せずにお使い頂けます。但し、汚れが酷いと思われる場合は、
良質なクリーニング液を端子クリンに塗布してご使用頂きますと効果的です。
<説明>
樹脂表面の凹凸で汚れを擦り落として付着させて外部に排出しますので、クリーニング液を使用しなくても充分な成果が得られます。もし不安がある場合は、機器の端子一箇所を何もつけずクリーニングした後、お手持ちのクリーニング液を新品の端子クリンに塗布して同じ端子に使用して確かめて下さい。
汚れが付着するようであればクリーニング液を使用した方が良いと考えられます。
尚、弊社では無添加洗浄剤スリーボンドPANDO29Dを推奨しております。
Q3.接点復活剤や導通剤の端子クリンとの併用は可能でしょうか?
A3.併用は可能ですが、クリーニング後の使用をお勧めします。
<説明>
これらのアイテムは、接点のクリーニングが完了してから使用して下さい。接点の汚れには、新品に塗布される防錆剤、ほこりや酸化皮膜等の汚れ、接点復活剤やクリーニング液内の不純物等があります。これらを完全に除去した状態が本来の機器やアクセサリーの音質ですので、この音質を確認して基準を定め、その後音質を変化させるアイテムとして導通剤等をご使用下さい。材質やメーカーの味付け等により固有のキャラクターが存在する為、音の変化を確認しながら、好みに応じてのご使用をお勧めします。
※端子クリンと併用されやすい商品についての注意点
- 接点復活剤の中には、導通剤やクリーニング液、防錆剤等が含まれている物があります。大変便利なアイテムですが、使い方によっては音質劣化の副作用が発生する場合があります。
- 大変強力なクリーニング液が入っている製品には、樹脂やゴムを溶かしてしまう物もあります。RCAピンジャックやスピーカー入出力端子等の端子全体に直接吹きかけると絶縁用樹脂部分が溶けたり割れたりする事例があります。製品は慎重に選び、説明書に従って丁寧にご使用下さい。その損傷部分に導通剤が入り込みショートを引き起こす場合もあります。フォーンプラグは、極間が狭いため、液を塗るだけでもショートを起こして不具合を引き起こす場合があります。注意してご使用下さい。
- これらの液の中には接点に不純物を残す製品(無水アルコールも含まれます)があります。使用後に乾いた端子クリンでもう一度擦ると不純物を除去できます。
- 研磨剤や防錆剤を含むクリーナー等は、錆取り・錆防止・艶出しには効果的ですが、金属表面やメッキを傷つけて削り落としてしまい、その金属粉末と防錆剤が混合して新たな汚れを発生させる例があります。
- 最後に端子クリンでクリーニングを行い、接点に汚れや不純物を残さないように注意しましょう。